Nymphaea/睡蓮


Nymphaea 睡蓮
◆Nymphaea 睡蓮 大塚国際美術館 モネの庭にて

育て方

土質
田土や畑土、水生植物の土など、粘土質の重い土。
軽い土だと植付け時に浮かび上がってくるので、水に浮かない重めの土が良い。
基本的に土を選ばないので、市販の水生植物用土、赤玉土、荒木田土などで問題ないが、 赤玉土などホコリが舞う土の場合、水の濁りが暫く取れなかったりするので、 一度水を通してホコリを流すか、2~3日水が澄まなくても気にしない覚悟が必要。
植付け・植替え
4~5月の暖かくなって葉が出てきた頃以降。新芽が出ていた場合は株分けする。
気温の高い時期であれば8月頃まで植付け、植替え可能。根は横に伸びるので、タライ状の容器又は浅鉢でOK。 ポット苗の場合は根を崩さずそのまま植えつける。
植替えの場合は、前年度の細い根や腐った部分をカットし、根の長さを10cm程度に切り詰め、 やや浅め(水平からやや成長点を上にして、成長点が見える程度)に植付ける。 このとき、水生植物用、又は水に溶けにくい緩効性肥料を元肥として混ぜ込んでおく。 根を切り詰めないと葉ばっかり茂ってあまり花が咲かないらしい。

*睡蓮鉢に直接植えつけるよりも、鉢に植えつけてから睡蓮鉢に鉢ごと沈める形式の方が、 水を換える場合や熱帯性の越冬管理する際に便利。
睡蓮鉢・水
出来るだけ間口の大きな容器。水は普通の水道水で十分。
小型種は直径30cm、普通サイズで直径40cm、大型品種は50cm以上直径の容器が好ましい。
睡蓮はやや浅めの水深を好み、また株元にもしっかり日光をあてたいので、土から10~30cm程度水がかぶる状態にし 、水中葉や株元にも十分日が当たるようにする。
睡蓮鉢が深すぎる場合は別容器に植付けて睡蓮鉢本体に沈める形式で、レンガや素焼き鉢で鉢を上げ底して 株元にも日光が当たる位置に調整する。
睡蓮鉢は間口が広いものの方が、容器の縁で日光が遮られないし浮葉も良く茂るので良い。
水が濁って全取替えする場合は、水温等の変化を防ぐために一日くらい汲み置きした水を使用したほうが 睡蓮もビックリしない。減った水を足す程度なら水道から直接注いでも問題ない。
日照
少なくとも午前中から半日以上、出来れば一日中直接日光があたる場所。
日照は重要。半透明の屋根ごしの日光などの明るい場所でも、直接お日様が当たらなければ花が咲かないらしい。 水面の浮葉のみ日当たりが良くてもダメなので、株元まできちんと日が当たるような場所で管理する。
水中のヒツジグサ
◆水中葉の様子。根元まで日光が通るような位置で管理する。
肥料
春から秋にかけて、やや少な目の固形肥料をこまめに切らさないように与える。
水中の土に肥料を埋める形になるので肥料が溶け出しやすく、肥料の説明書きの量では多肥になりやすい。 また同じ理由で肥料分が無くなるのも早いので、少量をこまめに、を心がけたい。
害虫・病気
アブラムシ、ヨトウムシ、葉巻虫など、水の中にはボウフラやアカムシが湧く。
ボウフラやアカムシを食べる淡水魚(めだか等)を一緒に飼うと蚊の発生は多少和らぐかもしれない。 が、メダカにはボウフラ大きすぎる気がします。
羊草の花
◆9月中~下旬頃に咲いた羊草。どこからともなくアリがやってきてた。蜜があるのかもしれない。
その他
蓮と睡蓮の見分け方に「蓮は花が水面から高い位置に咲く、睡蓮は水面ギリギリで浮くように花が咲く」 というのがあるが、熱帯性の睡蓮など、茎が水面から高く伸びて咲くものも多い。
例外があるかもしれないが、葉の質で見分けた方がいいと思う。
睡蓮の葉はツルっとしてて水を弾かない、蓮の葉は艶がなく水滴を見事に弾く。
あと睡蓮の葉は立葉出ない。
大塚国際美術館の睡蓮
◇温帯睡蓮の越冬
野外越冬可能。水面が凍っても土(根)まで凍らなければ大丈夫。水を切らさないように注意。
温帯睡蓮は耐寒性が高く、土中の地下茎が凍らなければ大丈夫。
水全部と土が凍ってしまうような地域はあまり寒くない所に置いて凍らないように注意。
越冬中に水切れや生乾き状態が続くと地下茎が腐るので、冬季も水はなみなみと。
◇熱帯睡蓮の越冬
熱帯睡蓮は、温室などで一定温度を保てる場合以外は水から上げずに越冬させたほうが無難。
初霜の時期くらいまで外で管理し、ある程度寒に当ててしっかり休眠状態に移行させる。
地上部を根元から切り(土から上の葉や花の残骸があると水が腐りやすい)、水を張ったバケツや 発泡スチロールなどの容器に鉢ごと沈め、室内のなるべく暖かい場所に置いておく。
*このとき、絶対に球根を掘り上げない。
秋から翌年の植え替えまでの期間に球根を掘り上げると、非常に腐りやすくなる。

置き場所は、水温10度前後を維持できれる所が望ましい。 一時的な低温はさほど問題ないが、常に5℃位に温度が落ち込む場所の場合は、熱帯魚用のヒーターなどで暖めてやると良い。
10~12℃が最も安定して休眠する温度。水温が15度を大きく超えると、休眠から覚めて根が動き出そうとして弱るので、 暖かすぎる場所もよくない。
越冬中に水が濁ったり腐ったりしてきたら、水替えを行う。球根は急激な温度変化に弱いので、水の温度には注意。

冬季の休眠中は日光に当てる必要はない。発泡スチロール容器の場合はフタをしておくと温度変化が少ない。

4~5月の水が温んできた頃に屋外の睡蓮鉢に戻し、小さな浮き葉が何枚か出て活動しだしら、 初めて球根を掘りあげて植替え作業をする。
この時、株が動き出す前に球根を掘り下げたりするとダメになったりするので、急がない。

ムカゴ種は耐寒性が非常に強く、かなり遅くまで葉を展開するので、ある程度動かなくなってから室内に取り込んでも大丈夫。


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